フッ素ゴム系シロキサンフリーペースト状シール剤　エイトシール

エイトシールＨＶＦ-１はF-100シリーズのお客様の使用状況、 ご要望やお気付きの点をリサーチし、改善・改良した製品です。 フッ素系高分子を主成分としており、耐薬品性、耐熱性、耐油性、 電気絶縁性に優れ、精密機器（半導体や電子部品等）などに 悪影響を与えるシロキサンガスが検出されないペースト状シール剤です。 従来のF-100シリーズと比べ塗れ性は向上し、肉盛性も良く 垂直施工でも液ダレを生じ難いように設計されたペースト状シール剤です ＊　定量下限：５μｇ/ｇ

型　　番	HVF-1　（白）	HVF-1GY　（グレー）
外　　観
粘度（mPa・s）25℃	150,000ｍPa・s	125,000mPa・s
不揮発分（％）	65％	64％

荷姿は、チューブ、カートリッジ、缶タイプをご用意しております
カートリッジ1本で、約2〜3m程度塗布可能（約1cm角程度、乾燥前で。乾燥後、肉痩せあり）

用途

・排気ダクトのフランジ面のシール、経年劣化後のシール、
補修剤

・経年劣化による薬液配管のフランジ部の滲み漏れ等の
シール、補修剤

・薬液エッチング装置や半導体洗浄装置等の各部のシール、補修剤

・塗装関係、光学関係、精密機器関係のシロキサンを嫌う
場面でのシール、補修剤

・耐油性、耐熱性、耐薬品性が必要な各部のシール、補修剤

特性

カートリッジで、1cm角の溝を2.5〜3m施行できます。
カートリッジをご使用の際にはあらかじめコーキングガンをご用意ください。l

耐薬品性

	F-103	F-106	ＨＶＦ-１	F150L
外観
比重	1.2	1.3	1.3	1.3
粘度（mPa's.25℃）	350,000	250,000	150,000	150,000
不揮発分（％）	56.0	61.0	65.0	50.0
使用溶剤	THF （テトラヒドフラン）	酢酸エチル	ﾒﾁﾙｴﾁﾙｹﾄﾝ ﾒﾁﾙｲｿﾌﾞﾞﾁﾙｹﾄﾝ	THF

熱劣化試験

	F-103	F-106	ＨＶＦ-１	F-150L
150℃	-0.5％	-1.0％	-0.6％	-0.6％
200℃	-1.7％	-4.9％	-3.9％	-1.7％ （軟化・流れ が生じる）

密着性

	F-103	F-106	ＨＶＦ-１	F-150L
ステンレス	△	○	○	△
鉄	○	○	○	○
アルミニウム	○	○	○	○
モルタル	△	○	○	△
ガラス	△	○	○	△
PP、PE	×	△	△	×
塩ビ	△	△	○	○

※密着性の相関はF100シリーズ内のものです

ＨＶＦ-１の詳細データ

高粘度フッ素塗料　HVF-1
●耐熱性（重量変化率）

暴露時間	300時間	500時間	1000時間
150℃	−0.1％未満	−0.1％未満	−0.1％未満
200℃	−0.1％	−0.1％	−0.2％
250℃	−1.5％	−2.3％	−5.1％

●耐薬品性（常温×7日間浸漬、重量変化率、洗浄〜乾燥後）

10％塩酸	S	酢酸	D
濃塩酸（36％）	S	10％NaOH水溶液	S
10％硝酸	S	30％NaOH水溶液	S
濃硝酸（61％）	S	軽油	S
10％硫酸	S	ガソリン	S
濃硫酸（95％）	S	リン酸	S

S：優（±1.0未満）　A：良（±5.0％未満）　C：注意を要す（±10.0％未満）　D：劣る（±10.0％以上）

高粘度フッ素塗料　HVF-1GY
●耐熱性（重量変化率）

暴露時間	300時間	500時間	1000時間
200℃	−0.7％	−1.1％	−
250℃ （参考）	−2.4％	−5.7％	−8.8％

●耐薬品性（常温×7日間浸漬、重量変化率、洗浄〜乾燥後）

10％塩酸	S	酢酸	D
濃塩酸（36％）	A	10％NaOH水溶液	S
10％硝酸	S	30％NaOH水溶液	S
濃硝酸（61％）	A	軽油	S
10％硫酸	S	ガソリン	S
濃硫酸（95％）	S	リン酸（85％）	S

S：優（±1.0未満）　A：良（±5.0％未満）　C：注意を要す（±10.0％未満）　D：劣る（±10.0％以上）

施工方法

�@塗布面の錆、汚れを除去（ヤスリ、サンドペーパー等で下地を粗すと、密着性がUP）
�A塗布面のゴミ、ホコリ等を除去し、ウエス等にシンナー（溶剤）を含ませ、塗布面を拭き、脱脂・洗浄を行う
�BHVF−1（GY）を施工箇所へ塗布し、ならしバッカー、ヘラ等で軽く押さえるようにして表面を均してください
�C溶剤臭がなくなるまで十分に乾燥する（指触乾燥数分、乾燥・固化2から7日）